株式会社Harvestech(ハーベステック) 秋田県産じゅんさい等、地域資源・特産品の機能性研究、高付加価値化、事業化プロジェクトの推進

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学術情報

学術論文、専門誌発表

・"In vitro screening for antihyperlipidemic activities in foodstuffs by evaluating lipoprotein profiles secreted from human hepatoma cells."
Takahashi J, Toshima G, Matsumoto Y, Kimura F, Kiuchi T, Hamada K, Hata K.
Journal of Natural Medicines.,65,670-674 (2011)

・「メタボ改善素材開発におけるリポタンパク質プロファイル解析の意義と応用~機能性素材探索からヒト臨床試験まで~」
畠恵司1), 木内高信2・3), 高橋純一郎2), 浜田健太郎3)
1)秋田県総合食品研究センター, 2)株式会社スカイライト・バイオテック, 3)株式会社Harvestech
New Food Industry 2012 Vol.54 No.4 (1)

学会発表 

・2011年 第65回 日本栄養・食糧学会大会 演題発表
「新規脂質異常症改善作用評価系を用いたジュンサイ(Brasenia schreberi)の機能性評価」
高橋純一郎1)、木内高信1・2)、浜田健太郎2)、畠恵司3)
1)株式会社スカイライト・バイオテック, 2)株式会社Harvestech,  3)秋田県総合食品研究センター

生活習慣病・動脈硬化リスク軽減
細胞を用いた試験

細胞を用いた試験

じゅんさいは葉に豊富で多様なポリフェノール類を含み、高い抗酸化活性を示したことから、生活習慣病の改善効果が期待されました。
そこで細胞を用いた試験により、コレステロールや中性脂肪や脂肪酸の合成等、脂質代謝に関与する遺伝子群の発現を分析しました。具体的には、肝細胞(HepG2)にオレイン酸とジュンサイエキス(0.1mg/mL)を添加し2日間培養後の関連遺伝子発現量をリアルタイムRT-PCRにて測定しました。
その結果、オレイン酸のみ添加した群に対し、じゅんさいエキスも添加した群は、脂質代謝関連遺伝子の発現が約40~50%低下し、肝細胞における脂質の合成・分泌を抑制することが判明しました。

動物試験

C57BL/6マウスに対し、高脂肪食(Control group, n=6 )と、高脂肪食+じゅんさいエキス1%(BSET group, n=6 )を給与する試験を行い、 2週間経過後に各種分析を行いました。その結果、皮下脂肪・内臓脂肪の蓄積や、血液中の中性脂肪値、血糖値が有意に減少しており、生活習 慣病改善効果を確認いたしました。


動物試験
ヒト臨床試験

ヒト臨床試験

腹囲90cm以上のメタボリック・シンドロームの傾向がある健常男性12名を、じゅんさいサプリメント摂取群8名、非摂取群(対照群)4名に分け、平行群間試験を実施しました。摂取群は、1日あたりじゅんさい粉末2.5gを、10週間継続摂取しました。
身体検査・理学検査・血液検査・尿検査等の評価の他、脂質プロファイル詳細解析LipoSEARCH(スカイライト・バイオテック社)の評価により、脂質代謝を精査しました。
その結果、血中の中性脂肪は10%以上の低下を示しました。また、動脈硬化を特に強く引き起こすリスク因子とされ近年注目されている「超悪玉コレステロール(小型LDLコレステロール)」がじゅんさい摂取群では有意に低下しました。LDLコレステロールの数値自体は両群で有意差はなかったことから、じゅんさい摂取群ではLDL粒子が大型化し、脂質プロファイルの質的改善効果という新たな食品の機能性が見出されました。

美容効果

脂肪の摂りすぎは、脂肪細胞の分泌物や腸内フローラに影響を及ぼし、皮膚細胞のダメージや肌のトラブルを引き起こすことが知られています。提携先のオリザ油化社の研究により、じゅんさいエキスには脂肪の蓄積抑制効果や腸内環境を整える作用点が見出され、皮膚のたるみやシワの改善、隠れセルライトや肌荒れの改善による美容効果を有することが明らかとなりました。
≫ 実験データ詳細は、オリザ油化社カタログをご参照下さい。(PDFへリンクします)

じゅんさいエキス 美容効果

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